浪速区医師会 七十年の歩み

浪速区医師会入会後 25 年間の変遷 久保田 泰弘 えびす診療所 浪速区大国町で「ペインクリニック」で開業して約 25 年 となります。当時は、大阪市内で数カ所だったペインクリ ニックも今では、病院も含めると数倍になってきました。 神経ブロック注射も、透視下やエコーガイド下で行われ る事が増えてきました。麻酔科の中で、主にペインクリニッ クで開業されている会として、臨床麻酔科医会というのが あります。そこでの講演会も年 2 回あるのですが、痛みの 治療法も、また痛みの概念そのものも日々変わりつつあり ます。特に、慢性疼痛(6ヶ月以上の継続する痛み)となると、 様々な要因が複雑に絡んできます。薬剤の種類も随分と増 えました。 浪速区内では、病診連携の講演会も多く、そこでさまざまな科の先生方と交流を深めご紹 介したり、されたりの関係を築く事ができました。 2008 年頃から浪速区医師会の理事になり、在宅医療にも取組むようになりました。元々、 浪速区医師会では「和を持って尊しとなす」という理念が強く、理事会でも各委員の話をよ く聞いてくれます。 2009 年当時の会長竹中先生は地域医療に貢献できる事なら、何でもやりなさいと言って 下さり、「病診連携委員会」を立ち上げてくれました。そこで誕生したのが、救急患者の受 け入れシステムである「ブルーカード」です。 浪速区の 3 病院(愛染橋病院、なにわ生野病院、富永病院)と大野記念病院、四天王寺病院、 多根総合病院が参加してくれました。その後、警察病院、大阪医療センター、日本生命病院 等も加わり 17 病院の連携網が誕生しました。 そしてその会のお陰で、実に多くの病院の先生方と交流することができ、実際患者さんの 紹介もスムーズに連携できています。そして 2016 年 澤井会長の時代には、当時浪速区の玉 置区長のご協力で多職種連携である「A ケアカードシステム」が出来ました。その背景には やわらぎの会(3師会、介護、訪問看護等)の協力体制があり、多職種の顔の見える会として、 代々行われてきたことも大きかったと思います。 68

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