浪速区医師会 七十年の歩み

浪速区医師会 70 周年を機に思うこと 福永 真也 福永クリニック この 10 年に感じたこと 浪速区医師会 70 周年おめでとうございます。 この寄稿を機に、当院のこの十数年を思い返 してみたいと思います。 私が父の後を継いで、このクリニックで診療 を開始したのは 2011 年でした。2012 年から、 福永クリニックの院長となり、診療を行ってお ります。初めは、患者さまからも「父の時はこ うしてもらった」や「こんな薬を処方してもらっ たから、同じ処方を受けたい。」などやはり若輩 の自分ではなく、言うなら父目当ての患者様も いらして、正直落ち込んだ時期もありました。 今思えば、自分自身も勤務医から開業医となる 覚悟や、スタッフ一同を引っ張る責任感も不足 していたようにも思います。当初は外科医から 開業医になる知識も技量も、まだ中途半端で、医師会主催の勉強会などに参加させていただ いて、薬の知識や最近の医療についての情報なども得させていただき、徐々に自信や自分の やり方なども定着させていくことができました。数年経過して、ようやく自分のクリニック と胸を張れるように成ってきたと感じることができました。 そんな 2016 年に当時浪速区医師会会長の澤井先生より理事への打診を受けました。以前 父より浪速区医師会の話など聞いておりましたが、開業すると自分のクリニックの診療ばか り中心となり、医師会から恩恵はいただいておりましたが、あまり医師会活動に自分から積 極的に参加することもなく、打診を受けた時も自分のような若輩者が何か出来るのかと躊躇 もしたものです。しかし、せっかくのお誘いでしたので、不安ながらも理事への就任を承諾 いたしました。案の定、初めに参加した理事会でも、何をしていいのか解らないまま、終わっ てしまったことを覚えております。ただ、会長や副会長、他の理事の先生方に焦らないよう 声をかけていただいたことを憶えております。その年から4年間、府医師会の医療問題研究 131

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