た方もいらっしゃるという。 その中で何とか頑張ってワクチンの集団接種を行政から頼まれて、なかなか集団接種の打 ち手は大変だったのですが、おかげさまで浪速区はもともと団結力があるといいますか、3 医師会も含めて病院の従業員の看護師さんたちも含めて人員確保ができる状態になりまし て、ワクチン接種が予定よりも少し早めに終わるという結果を得ました。 その後に発熱外来です。発熱外来も最初はどうしていいのか分からない。だいたい浪速区 は町の中で広い敷地がないので、なかなか分断してできない。だから時間的な分離をしたり 工夫して、何とか少しでもコロナ患者さんを見つけて、当初のコロナはかなり毒性が強かっ たので病院の先生方も大変だったと思います。 入院されて ECMO までいったという患者さんがたくさんいる中で、少しでも早いうちに 見つけてというのがあるのですが、ただ当初はキットも何もないところで非常に大変でした。 言うたら抗原キットや PCR も出てきて、随分、診断力は上がったのですが、病院との連携 が取れない状況の中で開業医のみんなは頑張ってやってきました。だいぶ多くの開業医の先 生方に発熱外来をしていただくことによって、浪速区は割と死亡率は少なかったように思い ます。 その中で前回の 60 周年から行っている浪速区の主な事業として、救急休日時の入退院支 援、ブルーカードシステムですね。これは 20 年近く行っているのですが日々発展していて、 その中で次にこの10年でできてきているのはAケアカードです。これは多職種連携で3市、 および介護を含めて訪問看護ステーションも含めた地域に密着した、平成 28 年に地域包括 ケアシステムにのっとった ICT を用いたツールを開発して、これも区役所の方々も含めた 地域のみんなで一緒になって手作りでやってきたものが少しずつ育っていっていて、今はだ いぶ地域性も周知も進んでいます。 A ケアカードの中にブルーカードも組み入れて、ちょうどコロナのときに入院してしまっ たら顔も見やんと焼かれて帰ってくるという悲惨な状況がありまして、これはあかんやろう ということで、僕はそのときに今こそ ACP 違うかと。ACP を広める、すごくいいタイミン グではないだろうかと思いました。 やはり、どういうふうにして亡くなりたい、どういうふうな形で迎えたい、どこで死にた いという意思を、ある程度、事前に把握しておくということを作っていこうと。もちろん日 本医師会もそうですし、国からもあるのですが、これは浪速区の地域版として地元に根付い た形で作っていこう。だから病院でも開業医でも通用するような分かりやすい ACP を作る と。それを開発していきました。 私たちがやっているのは全て完成形ではなくて常に進化しています。それを A ケアカー ドという地域包括ケアシステムの ICT ツールの中に組み込むことが、今、できる状態になっ 166
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