浪速区医師会 七十年の歩み

「マックロード教授からの言葉」がなければ、私は日本で「更年期女性のホルモン療法」の 先駆けとして、旗を振ることはなかったと思います。 私は研究者として、研究する中で多くの「セレンディピティ」と言える出会いを経験し、 その「意図せぬ幸運の巡り合いと感動」に引きずられ、長い間研究生活を続けてきました。 しかし「セレンディピティ」は研究者の特権ではありません。ビジネスだけでなく、平凡な 日常生活の中、趣味などの世界でも起こりうるものです。 さて、どうしたら、「セレンディピティ」を呼び寄せられるのか? 私が思いますに、常に自分の心をさらけ出し、オープンマインドで事に臨み、成果を焦ら ず信じた道をコツコツ進む。その中で、日頃からできるだけ広い視野で物事を見つめたり、 何事にも好奇心を持って挑戦してみたり、時には「ズボラで、楽な方法、手抜きする方法」 はないかと考えて挑戦してみる。「昨日と変わらない今日」を迎える日常行動から、いつも と違う日常に行動範囲を広げてみる。例えば、いつも通勤で使っている街角の一筋手前で曲 がってみると、 そこには新鮮な見たこともない景色が写広がり、新たな店が目に止まるかもしれません。 いつも買い物に出かけるデーパートでも、いつも行かないフロアに踏み込めば、思わぬ発見 があり、「セレンディピティ」につながるかもしれません。自分の生活圏に留まらず、積極 的に多くの人の出会いを求め、特に多様な価値観を持った人と接触することで「自分にはな い生き方」のヒントが得られ、自分の人生そのものが変わるかもしれません。運命的な出会 いは、ただ待っているのではなく、外の世界に出て行くことで、自分にチャレンジすること で遭遇するもので、その結果、思わぬ方向に人生が導かれたら、それは人生における「セレ ンディピティ」かもしれません。「セレンディピティ」に導かれる出会いは、すぐそばにあ るかもしれないし、また明日にも起こるかもしれません。 そう考えたら、これからの人生が楽しくなります。皆さん、そう思いませんか? 93

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