浪速区医師会入会後 20 年間の変遷 中 村 泰 久 耳鼻咽喉科中村クリニック 浪速区医師会創立 70 周年おめでとうございます。 10年ひと昔と申しますが、開業したのがちょうど50 周年の記念の年でしたので、早いもので 20 周年を迎えま した。 私にとっては縁もゆかりも無いこの浪速区で開業した きっかけは、当時富田林市の PL 病院で勤務医をしてい た時に届いた一通のダイレクトメールでした。当時手術 に関する患者さんとのトラブルなど色々あってメンタル が疲弊してもう勤務医を辞めて開業をと考えていた矢先 に届いたダイレクトメールには、ミナミのど真ん中のな んばパークスの開業に合わせてクリニックフロアをパー クスに隣接するパークスタワーにオープンするとの事で、これはすごい物件だと思い家内と 相談の上、急遽それまで商談していた中百舌鳥の駅前の物件をやめてこちらでお願いするこ とになりました。たまたまこの物件を商談していた別の先生がおられたのですが、その先生 の融資が上手くいかず話が流れ、その耳鼻咽喉科の区画だけがぽかっと空いてしまったそう で、南海電鉄はあわてて耳鼻咽喉科のある総合病院にかたっぱしからダイレクトメールを 送ったそうです。まさに偶然出会った神物件だと思い、パー クスの開業に合わせて無事当院も開業いたしました。とこ ろがなんばパークスの盛業とはうらはらに、開業して1 ,2 年ほどはほとんど閑古鳥という状況でした。3 年目ぐらいで 徐々にですがようやく軌道に乗ってきて、その後順調に借 金も返済し続けて、ようやくコロナ前に完済したと思いき や、コロナ禍による受診抑制などでまたまた借金生活に逆 戻りしました。このように波瀾万丈とまではいきませんが、 バタバタしながらも充実した毎日を送っております。 この 20 年いろいろありましたが浪速区のこの地で開業し たことは全く後悔しておりません。むしろ浪速区以外で開業 97
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