浪速区医師会 七十年の歩み

介護認定審査会の変遷 徳 田 好 勇 徳田クリニック 浪速区医師会 70 周年にあたり、2003 年から担当している 介護保険認定審査の変遷を記録いたします。 認定審査会の合議体は、保健・医療又は福祉に関する学 識経験者 5 名で構成されます。医師の出席は必須ですが、 認定審査会は 4 名以上で成立するので、現在は医師 1 名と その他の保健・医療又は福祉に関する学識経験者 3 名で運 用されています。すなわち 1 名分余裕がある事で、欠席者 が生じた場合に代理出席する事が可能になり、休会を避け ることができます。医師の出席は必須ですので、浪速区医 師会では 1 合議体あたり 2 名、5 合議体に計 10 名の委員を 推薦しています。平日の午後に検査や往診などを行う医療 機関が多く、委員就任をお願いする事が難しくなっています。日常の診療でお忙しい中、認 定審査会委員を受けていただいた会員各位に改めてお礼申し上げます。 介護保険(新規・更新・区分変更)認定が申請されると、まず認定調査員が申請者宅(施 設入所者の場合は施設)を訪問、聞き取り及び実動作を確認する認定調査(基本調査)を行 います。判断が難しい場合や、より介護に時間がかかる事項があれば、介護を必要とする具 体的な内容を特記事項に記載します。当初は調査員によるばらつきが大きく、判断に迷う場 合がありました。認定調査員に対する講習会開催や、認定調査員テキスト改訂により、調査 結果を修正する頻度はかなり減少しました。 認定調査と同時に、主治医意見書の作成を医療機関に依頼します。大阪府医師会では「主 治医意見書作成に関する説明会」開催や「主治医意見書記入の手引き」の作成などを行って います。しかし主治医意見書作成には資格要件等がなく、判読困難な手書きや特記事項の記 載がないなど、審査に難渋する場合があります。主治医意見書記入の手引きを読む、あるい は研修を受けていただきたいのですが・・・。 認定調査票と主治医意見書がそろうと、1 次判定ソフトで要介護認定等基準時間を算出し ます。一番の問題は、この 1 次判定ソフトが適切であるか、再検討されていない事です。要 介護認定等基準時間の算定根拠となった「1分間タイムスタディ」は、施設入所者のみを対 104

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