浪速区医師会創立 70 周年記念に寄せて、 富永クリニック報告 竹島 多賀夫 富永クリニック 浪速区医師会創立 70 周年、誠におめでとうございます。 浪速区医師会の先生方には、いつもたいへんお世話にな り、ありがとうございます。2021 年、富永クリニックは建 物を新たにして再始動いたしました。このときより院長を 拝命いたしました。コロナ禍の中の再始動でしたが、皆様 のご支援、ご協力により順調に診療を再開することができ ており感謝申し上げます。また、歴史ある浪速区医師会の 末席に連ならせていただいていることを光栄に存じており ます。 富永クリニックは、脳神経内科、脳神経外科、内科、循 環器内科、整形外科、神経形成外科の診療をさせていただいております。 私の専門は脳神経内科ですので、近況報告をかねて最近の脳神経内科診療の話題について 報告させていただきます。 まず診療科の名称ですが、我々は現在「神経内科」から「脳神経内科」として標榜しています。 これは、日本神経学会が 2017 年に「脳神経内科」を原則とすると決定し公示したためです。 従来の「神経内科」という診療科の一般の方への認知が不十分で本来、神経内科で診療すべ き患者さんの受診が進まないという状況がありました。脳・神経の疾患を内科的専門知識と 技術をもって診療する診療科であることをわかりやすくするとの考えから「脳神経内科」と いう名称に変更することなったものです。日本神経学会の方針をうけ当院でも診療科を「脳 神経内科」と変更いたしました。 脳神経内科は治療法がなく治らない神経難病をみる診療科という印象を長らくもたれてい た面がありますが、これまで神経難病で治療法がなかった疾患にもあらたな治療薬が次々と 開発されています。また、「common neurological disease ( 頻度の高い脳神経疾患 )」である 脳卒中、てんかん、頭痛、認知症は脳神経内科医が積極的に診療すべき疾患として強調され るようになってきています。2024 年 10 月に、大阪で日本神経学会第 8 回特別教育研修会 ( 脳 卒中・てんかん・頭痛・認知症コース ) が開催され、小生が会長を務めさせていただきました。 おかげさまで盛会裡に終えることができました。 107
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